エコカラット マジェスティックスレートの特徴とは?向いている空間と後悔しない選び方

エコカラット マジェスティックスレートの特徴とは?向いている空間と後悔しない選び方
住まいづくりやリフォームを検討する中で、壁をどう仕上げるかによって内装の印象は大きく左右されます。クロスを貼り替えたり、意匠性のある壁材を取り入れたりすることで、空間がガラッと変わるでしょう。
エコカラットの最上位グレードとして登場した「マジェスティックスレート」は、壁そのものを主役にできる内装材として注目されています。一方で、「他のエコカラットと何が違うの?」「自宅に取り入れて後悔しない?」と迷う方も少なくありません。
本記事では、マジェスティックスレートの特徴や他シリーズとの違いを解説します。向いている空間や注意点についても触れるので、リフォーム検討者の方は一つの判断材料にしてみてください。

エコカラット マジェスティックスレートとは?

2024年4月に登場したマジェスティックスレートは、住宅設備メーカーLIXILが展開する「エコカラットプラス」の中でも最上位のグレードです。
石目調の力強い印象と、エコカラットならではの機能性を両立させた内装壁材で、これまでの機能壁という枠を超え、空間全体の印象を決定づける存在として設計されています。

そもそもエコカラットとは?

エコカラットは、LIXILが開発した室内用タイルで、調湿効果や脱臭効果などの機能性が特長です。タイル表面にある微細な孔(あな)が、室内の湿度が高いときには湿気を吸収し、乾燥時には放出する働きをします。
そのため、結露やカビの発生を抑えやすく、季節を問わず快適な室内環境を保ちやすくなります。また、玄関やトイレ、リビングなどで気になりやすい生活臭の軽減にも効果が期待できるでしょう。
このような機能性を備えながら、壁材としてのデザイン性にも優れている点が、エコカラットが一般的なクロスやタイルと異なるポイントです。

マジェスティックスレートの特徴

マジェスティックスレート最大の特徴は、900×300角という大判サイズと、自然な石目調のデザインです。一枚一枚のサイズが大きいため、施工後は目地が少なく、壁面全体に一体感が生まれやすくなります。
また、表面の凹凸やエッジ部分が緩やかに仕上げられており、石目調でありながらも硬さや冷たさを感じにくい質感となっています。光のあたり方で陰影が生まれ、時間帯によって表情が変わる点も魅力の一つです。

カラーバリエーション

マジェスティックスレートは、以下の3色展開です。

【アイボリー】

明るくやわらかな印象で、アイボリー系やナチュラル系のインテリアと合わせやすい

【グレー】

落ち着きと明るさのバランスがよく、さまざまなテイストの空間に取り入れやすい

【ダークグレー】

重厚感があり、アクセントウォールとして採用すると空間を引き締める効果がある


色味によって空間の印象は大きく変わるため、部屋の広さや採光条件、床材や家具との組み合わせを考慮して選定するのがおすすめです。

マジェスティックスレートは他のエコカラットと何が違う?

マジェスティックスレートは、同じエコカラットシリーズであっても、空間全体の印象を決定づける存在として設計されています。
ここでは、他シリーズと比較して違いが表れやすいポイントを整理します。

① 大開口・大空間でこそ本領を発揮する

マジェスティックスレートは、900×300角という大判サイズと、自然な石目調のデザインによって、空間全体のスケール感を損なわずに取り入れられる壁材です。
窓が大きいリビングや吹き抜けなどの天井が高い空間では、壁面が間延びした印象になりやすいですが、マジェスティックスレートを施工することで壁に存在感が生まれます。
また、視線が集まりやすい正面壁などに採用すると、壁が空間の軸となり、家具や開口部とのバランスが取りやすくなるでしょう。
広さを活かしつつ、空間全体を引き締めたい場合に適したシリーズです。

② 目地が少なく空間が広く見える

一枚あたりのサイズが大きいマジェスティックスレートは、施工後の目地の本数が少なくなり、面としての連続性が生まれやすいデザインなのも特徴です。
細かなタイルを貼り合わせる場合と比べて、壁面が分断されにくく、落ち着いた印象に仕上がります。
また、貼り方によって空間の見え方を調整できる点もポイントです。
横貼りにすることで横方向の広がりが強調され、リビングやダイニングをよりゆったりと見せる効果が期待できます。一方、縦貼りでは縦ラインが強調され、天井の高さを感じやすくなります。
空間の形状や採光条件に合わせて貼り方を検討することで、同じ面積でもより効果的な印象をつくり上げることができます。

③ 高級ラインであり施工難易度が高い

マジェスティックスレートは、エコカラットシリーズの中でも高級ラインに位置付けられる製品です。また、大判タイルならではの高い施工精度が求められるので、施工内容によって費用が高くなるケースもあります。
一枚一枚のサイズが大きいため、下地のわずかな歪みが仕上がりに影響しやすく、割り付けや目地幅の調整にも高い技術が必要です。そのため、施工経験の少ない業者が担当した場合、目地のズレや仕上がりのばらつきが目立ってしまうケースもあるでしょう。
マジェスティックスレートの持つ質感や一体感を十分に引き出すためには、エコカラットの施工実績が豊富で、素材の特性を理解している業者に依頼することが重要なポイントになります。

マジェスティックスレートはこんな空間におすすめ

マジェスティックスレートは、単に「広い空間向けのエコカラット」というわけではありません。住まいの中で印象を決定づけたい壁や、質感を重視したい場所に適しています。

住まいの印象を決定づけたいメインウォール

一番は、リビングのテレビ背面や玄関正面など、住まいの中でも特に目に入りやすい壁面に適しています。
メインウォールは来客時だけでなく、日常生活の中でも自然と視線が集まりやすく、空間全体の印象を左右する役割を担います。
一般的なクロス仕上げの場合、家具や装飾によって印象を補う必要がありますが、マジェスティックスレートを採用することで、壁そのものが空間の軸となるでしょう。過度な装飾をしなくても完成度の高い空間をつくりやすくなります。

家具や装飾を抑えたシンプルなインテリア空間

マジェスティックスレートそのものに存在感があるため、シンプルなインテリアとも相性抜群です。
家具点数を抑えた空間や色数を絞ったインテリアでは、壁面の質感が際立ちやすく、空間全体に統一感が生まれます。モノトーンやナチュラルテイストの住まいでは、石目調の表情が程よいアクセントとなり、落ち着いた雰囲気を演出してくれるでしょう。
装飾品をいくつも置いて華やかさを足すのではなく、洗練された質感で空間を整えたいという方に向いているシリーズです。

ホテルライク・上質感を重視した住まい

生活感を抑えたホテルライクな住まいを目指す場合にも、マジェスティックスレートは適しています。高級ラインであることが、そのまま「空間の質」として表れやすいのも魅力です。
石目調の重厚な表情は、落ち着きや高級感を演出しやすく、非日常的な空間づくりに役立つでしょう。
特に、建具や照明計画まで含めたトータルでコーディネートの住まいでは、マジェスティックスレートの存在感が空間価値を高める要素となります。

照明計画にこだわりたい空間

マジェスティックスレートは、照明の当て方によって印象が大きく変化する壁材です。表面に施された石目調の凹凸に光が当たることで陰影が生まれ、壁に奥行きや立体感を与えます。
ダウンライトや間接照明を組み合わせることで、時間帯やシーンに応じた表情を演出できるのも魅力の一つです。昼間は窓から入る自然光によってやわらかく上品な印象に、夜は照明によって陰影が強調され、落ち着きのある空間へと表情を変えていきます。
単に明るさを確保するための照明ではなく、光そのものをデザイン要素として取り入れたい空間において、マジェスティックスレートはその魅力を最大限に発揮するシリーズといえるでしょう。

【設置場所別】マジェスティックスレートの活かし方と施工イメージ

実際の施工事例を見ることで、完成後のイメージをより具体的に掴むことができます。
施工範囲や色味、照明との組み合わせによって、同じマジェスティックスレートでも印象は大きく変わります。

リビング・ダイニングでの活用

リビングやダイニングでは、テレビ背面やソファ背面など、空間の中心となる壁面に施工されるケースが多く見られます。
マジェスティックスレートで壁一面を主役にすることで、おしゃれでホテルライクな空間を実現。照明による陰影が素材感を引き立てています。
装飾を多く加えなくても、壁そのものが空間の印象を整え、住まい全体の完成度を高めてくれる点もメリットです。

玄関ホールでの活用

玄関ホールでは、正面壁や視線の先にあたる位置へ部分的に施工することで、限られた面積でも高い演出効果を得られます。
来客が最初に目にする場所でもあり、住まい全体の印象を決定づける重要な空間といえるでしょう。
一方で、玄関は採光が不足しやすい傾向があるため、色味の選定には注意が必要です。暗くなりすぎないよう、明るめのカラーを選ぶ、あるいは照明計画とセットで検討することで、重たく見えにくい仕上がりになります。

寝室での活用

寝室にマジェスティックスレートを採用する場合は、落ち着きと心地よさを優先した使い方が基本です。重厚感が強く出すぎないよう、施工範囲や色味は控えめにすることがポイントとなります。
具体的には、全面施工や濃色の広範囲使用は圧迫感につながる可能性があるため、ヘッドボード背面など部分的な施工がおすすめです。
間接照明と組み合わせることで、陰影がやわらかくなり、落ち着いた雰囲気を演出しやすくなります。

エコカラット マジェスティックスレートで後悔しないための注意点

マジェスティックスレートは、空間の印象を大きく高めてくれる魅力的な壁材です。
一方で、特性を十分に理解せずに採用すると、「思っていた仕上がりと違った」と感じてしまう可能性もあります。

重厚感が強く出すぎるケース

マジェスティックスレートは、大判サイズと石目調のデザインによって、存在感を与える壁材です。そのため、部屋の広さや天井の高さ、採光条件によっては、想定以上に重たく見えてしまうことがあります。
特に、窓が少ない空間や自然光が入りにくい部屋、天井が低めの間取りでは、濃色を広範囲に施工することで圧迫感が出やすくなることもあるでしょう。リビングなど広さのある空間であっても、家具の量や配置によっては、壁の存在感が強く出すぎる場合もあります。
このような後悔を避けるためには、全面施工にこだわらず、アクセントウォールとして部分的に取り入れることや、明るめのカラーを選ぶことが有効です。

色味・質感の見え方の違い

マジェスティックスレートは、光の当たり方によって表情が変わりやすい壁材です。そのため、カタログや施工事例の写真だけを見て判断すると、実際の仕上がりの印象がイメージと異なる場合があります。
例えば、昼間に自然光が多く入る空間では明るく柔らかな印象に見える一方で、夜間に間接照明を中心とした空間では、陰影が強調されて重く感じられることがあります。また、写真では明るく見えていた色味が、実物では落ち着いたトーンに感じられるケースも少なくありません。
こうしたギャップを防ぐためには、可能な限り実物サンプルやショールームで質感や色味を確認し、設置予定の空間条件を踏まえて検討することが大切です。

施工品質が仕上がりを左右する

マジェスティックスレートは、大判タイル特有の施工難易度があり、施工業者によって仕上がりに差が出やすい壁材です。下地のわずかな歪みや不陸でも、完成後の見え方に影響が出る可能性があります。
また、割り付けや目地幅の調整が不十分な場合、目地のズレが目立ったり、壁面全体の一体感が損なわれたりすることも考えられます。素材そのものの魅力が高い分、施工の質が低いと、その良さを十分に引き出せなくなってしまうのです。
マジェスティックスレートを検討する際は、デザインや価格だけでなく、エコカラットの施工実績が豊富な業者かどうかを確認することが重要になります。

まとめ

マジェスティックスレートは、エコカラットシリーズの中でも、壁を空間の主役として演出できる上質なシリーズです。大判サイズと石目調の表情によって、リビングや玄関など住まいの印象を左右する場所に取り入れることで、空間全体の質を高める効果が期待できます。
一方で、色味や貼り方、施工範囲によって仕上がりの印象は大きく変わるため、「どの色が自宅に合うのか」「この壁に横貼りしたら、どんな雰囲気になるのか」と悩まれる方も少なくありません。
そうしたお悩みがある場合は、ぜひサンクチュアリへご相談ください。
サンクチュアリでは、マジェスティックスレートをはじめとするエコカラットプラスの施工実績や、インテリアオプションの販売・施工経験が豊富なスタッフがお客様をサポートします。
東京都内にはショールームもございますので、関東圏でエコカラットプラスの施工業者をお探しの方や、実物を見ながら検討したい方にも安心してご利用いただけます。エコカラットプラスに関するご質問やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。