アクセントクロスを自分で貼る方法を解説!手順・DIYの注意点も

アクセントクロス

部屋の壁の一面部分に異なる色やデザインのクロスを貼り付ける「アクセントクロス」。
アクセントクロスは部屋の雰囲気を変えたいときに、手軽に取り入れられる方法として注目されています。

近年はDIYブームということもあり「剥がせるアクセントクロス」も登場しており、自分で貼り付ける方も増加しています。

インテリアにこだわりがある方の中には「自分でアクセントクロスを貼る方法を知りたい」という方もいることでしょう。

今回は、アクセントクロスを自分で貼る方法、手順、注意点を解説しています。

アクセントクロスを自分で貼ることはできる?

壁紙
結論から申し上げるとアクセントクロスを自分で貼り付けることは可能です。

アクセントクロスを貼り付ける際に特別なスキルや知識は必要ありませんが、完成度を高めるためには以下のポイントを念頭に置いておきましょう。

・壁紙を選ぶ際の注意点を把握する 
・作業で守るべきポイントを把握する
・失敗した場合にリカバリが可能かどうかを確認する

自分でアクセントクロスを貼り付ける場合は、クロス代以外の費用はかからないため、リーズナブルにインテリアを楽しめます。

しかし、自分で壁紙の貼り替え・貼り付けを行って失敗した場合は自己責任になります。

自分でアクセントクロスを貼り付けた際に起こりがちな失敗は次の通りです。

・剝がれやすい壁紙を選んでしまった
・アクセントクロスの色選びに失敗した
・壁紙のサイズが足りなかった
・壁紙にシワができて汚くなった

このような失敗を招かないためにも、DIY初心者の方は「貼って剥がせるタイプ」のアクセントクロスを採用しましょう。

また、DIYが初めての方はキッチンの壁紙など目が付きにくい部分で試してみるのもおすすめです。

アクセントクロスの選び方

壁紙イメージ
自分でアクセントクロスを貼る際の選び方は、以下を参考にしてみてください。

壁紙の種類

アクセントクロスで使用する壁紙の素材はさまざまな種類がありますが、代表的なものはビニールクロス、フリースクロス、紙のクロスが挙げられます。

〈ビニールクロス〉
ビニールクロスは、「ポリ塩化ビニル」を原料とした壁紙のことです。
他の壁紙と比較してDIY初心者でも貼り付けやすい素材です。
費用も安く、水拭き可能で手入れが楽などのメリットがあります。

ただし、耐用年数が10~15年と短く、通気性がないなどのデメリットがあります。

〈フリースクロス〉
フリースクロスは、繊維を織らずにシート状にしたものを言います。フリースクロスは剥がしやすい糊を使用できるため、賃貸の場合でも貼り付けができます。

さらに色柄のバリエーションが多く、アーティスティックな柄物を好む方にもおすすめです。

〈紙のクロス〉
紙のクロスは、紙(和紙、再生紙、パルプ)を原料とした壁紙のことを言います。
ビニールクロスやフリースクロスにはない風合いや柔らかな印象を与えてくれるのが特徴です。

ただし、紙クロスはDIYでの貼り付けが難しく、失敗すると壁がデコボコになるケースもあります。

壁紙は素材によって質感や機能性、費用が大きく異なります。
アクセントクロスを選ぶ際に色柄だけで決めにくい場合は、素材で選ぶこともおすすめです。

壁紙用のりの種類

アクセントクロスを貼り付ける際に糊を使用する場合は、壁紙用の糊が必要になります。
糊はホームセンターでも手軽に購入できますが、代表的なタイプは原液タイプ、希釈タイプ、スプレータイプが挙げられます。

〈原液タイプ〉
原液タイプの糊は水で薄めたり、時間を置いたりする必要がないため初心者におすすめです。粉を溶かす希釈タイプのようにダマができる心配もありません。

ただし、他のタイプと比較して割高な傾向にあります。

〈希釈タイプ〉
希釈タイプは水に粉を入れて糊状にするタイプのことを指します。
リーズナブルに購入できるため、コスパ良く広範囲に塗れることが魅力です。

ただし、ダマが残ってしまうと仕上がりに影響するため、綺麗に塗るためには技術が必要になります。

〈スプレータイプ〉
スプレータイプはムラなく手軽にアクセントクロスを貼り付けたい方におすすめです。
希釈タイプや原液タイプの糊と比較して液だれが起きにくく、天井のアクセントクロスを貼り付ける際にも最適です。

手を汚さずに作業ができるため、初心者でも綺麗に貼り付けられるのが魅力です。

アクセントクロスを色柄で選ぶ場合は、部屋の利用目的や用途に合わせて選ぶことがおすすめです。こちらでは色の種類と色が与える印象をまとめています。

〈色の種類と色が与える印象〉
・赤:〈色が与える印象〉元気、明るい、高揚 
・青:〈色が与える印象〉クール、冷静、安眠
・黄:〈色が与える印象〉賑やか、幼い 
・緑:〈色が与える印象〉安らぎ、癒し 
・紫:〈色が与える印象〉上品、リラックス 
・茶:〈色が与える印象〉大人っぽい、自然 
・ピンク:〈色が与える印象〉可愛い、女性らしい

色選びをする際は、色の明るさを表す尺度の「明度」と色の鮮やかさを表す「彩度」があります。以下では明度と彩度についてまとめています。

〈明度〉
明度は色の明るさを表しています。

明度が高い色:パステルブルー、ペールピンク、ライトグリーン 
明度が低い色:ダークグレー、モスグリーン

〈彩度〉
彩度は色の鮮やかさを表します。

彩度が高い色:ビビッドで鮮やかな色
彩度が低い色:落ち着いた色

また、アクセントクロスを貼り付ける場合は家具の色やデザインに合わせて選ぶことで統一感のある部屋になります。

壁紙の機能性

壁紙の種類によっては、消臭、耐水、防汚、抗菌などの機能を持つものもあります。
臭いが付きやすいトイレやキッチンには消臭効果がある壁紙が最適ですし、ペットがいるご家庭では傷に強い壁紙がおすすめです。

このようにアクセントクロスを貼る部屋の用途に合わせて機能性から壁紙を選ぶことも選択肢の一つです。

アクセントクロスを自分で貼る方法

壁紙の貼り付け
アクセントクロスを自分で施工する場合、さまざまな貼り方がありますが、こちらでは初心者のDIYでも手軽に貼り付けができる「シールタイプ」の貼り付け方法、準備するもの、コツを解説しています。

準備するもの

アクセントクロスを貼り付ける作業には、以下のアイテムを準備しましょう。

・壁紙(シールタイプ)
・補修用糊 
・サンドペーパー 
・メジャー 
・ハケ、ローラー 
・カッター、ハサミ(どちらでもOK) 
・脚立(天井に貼る場合)

DIYでアクセントクロスを綺麗に仕上げるためにも、貼り付けに必要なアイテムはきちんと準備しましょう。

やり方・手順

➀壁の状態をチェックし汚れを取る
アクセントクロスを綺麗に貼るためには、現在の壁紙の状態も大切です。
壁がめくれている場合は補修糊を使って接着し、汚れている場合はしっかりと拭き取りましょう。壁にザラ付きがある場合はサンドペーパーで研磨すると、綺麗に仕上がります。

➁アクセントクロスを貼る部分を採寸する
アクセントクロスを貼る場所の縦・横のサイズをメジャーで測りましょう。

➂壁紙を購入する 
壁紙を購入する際は、計測した面積よりも大きめの壁紙を購入し、現在の壁紙や家具・家電との相性も忘れずにチェックしておきましょう。

➃アクセントクロスを貼る 
計測したサイズよりも10㎝大きめに壁紙をカットし壁に貼り付けていきます。
クロスを貼る際は天井側から床側に向かって貼っていき、空気が入らないように注意しましょう。

空気が入らないようにするために、ハケやスキージーを使って空気を追い出すとムラなく仕上がります。

➄最後の仕上げ 
最後にはみ出た不要な部分をスキージーで跡を付けて、カッターで切り落とします。仕上げとして密着度を高めるために、スキージーやローラーを滑らせて完成です。

ポイント・コツ

自分でアクセントクロスを貼る際のコツは、次の通りです。

〈2人以上で貼り付け作業をする〉
貼り付け箇所の面積が広い場合は、端から端まで1人で作業をするのが難しいため、2人以上で作業をしましょう。

面積が狭い場合でも2人以上なら1人が貼り付け作業をし、もう1人がサポートできます。

〈小さい場所から試してみる〉
DIY初心者の方がいきなり広い面積の貼り付け作業をすると失敗に繋がる可能性があります。
DIYに慣れていない方はトイレやキッチンのカウンター部分など面積が小さい部分から始めてみましょう。

また、一通りの作業を経験するとある程度のコツが掴めるため、2回目以降の作業にも活かせます。

〈柄物は避ける〉
アクセントクロスには無地と柄物から選べますが、何枚かを継いで貼る場合は無地が無難です。

柄物のアクセントクロスを広い面積に貼る場合は、継ぎ目を合わせられるかどうかが大切です。この作業は素人では難しいため、業者に依頼するのがおすすめです。

アクセントクロスを自分で貼る際の注意点

ポイント
以下では、アクセントクロスを自分で貼る際の注意点を紹介しています。

賃貸の場合は不動産に確認する

アクセントクロスを貼る部屋が賃貸の場合は、不動産や大家さん、管理会社に「リフォームが許可されているか」を確認する必要があります。

多くの場合は退去時に元の状態に戻す「原状回復」が求められ、元に戻せないリフォームはNGとされています。万が一原状回復ができない場合は退去時に原状回復費を支払わなければなりません。

また、剥がせるタイプの壁紙でも契約書に「リフォーム不可」と記載があれば、アクセントクロスを貼ることはできません。

アクセントクロスを取り入れる面積を確認する

アクセントクロスは部屋の壁の一面に取り入れるものですが、どのくらいのスペースに取り入れるかによって印象が変わります。

アクセントクロスを取り入れる理想の面積は部屋全体の20%~30%を目安としましょう。

色選びは慎重に!

自分でアクセントクロスを貼る場合は、壁紙の色選びも自分で行う必要があります。
多くの部屋では白の壁を採用していることが多いため、基本的にはどのような色でも合わせやすいです。しかし、薄い色の壁紙を採用すると差が分かりにくくなりアクセントにならないことも…。

アクセントクロスの効果を実感したい方は、元々の壁の色と違いが大きい色を検討しましょう。

アクセントクロスの施工は業者への依頼がおすすめ

サンクチュアリ

アクセントクロスの貼り付け作業は、高所作業がありますし、素人によるDIYだと壁紙がデコボコになってしまうことも…。

アクセントクロスに完璧な仕上がりを求めている方や広範囲にアクセントクロスを貼りたい方は、DIYではなく業者に依頼するのがおすすめです。

クロスの貼り替え業者はアクセントクロスを始めとする貼り替え作業の技術が高く、さまざまな視点でアドバイスがもらえます。

「アクセントクロスと部屋のバランスが合わないかも…」という場合も、アドバイスと共に最適な案を提案してもらえるでしょう。

アクセントクロスを施工業者に依頼する場合の費用は、1㎡あたり400円~600円が相場です。費用には材料費、人件費、諸経費が含まれていることがほとんどです。

また、関東を中心にインテリアオプションの販売・施工を行っている株式会社サンクチュアリでも、アクセントクロスの施工を行っています。

サンクチュアリについて

サンクチュアリは、2009年より新築マンション、新築戸建て向けにインテリアオプションの販売・施工を行っています。

お客様の要望とライフスタイルに合わせ提案することをモットーとしており、多くのお客様から満足の声を頂いています。

サンクチュアリが提供しているインテリアオプションは次の通りです。
・アクセントクロス
・エコカラット
・ピクチャーレール
・カップボード
・フロアコーティング 
・ハウスコーティング
など

さらにサンクチュアリでは東京都千代田区に「見て・触れて・体感」できるショールームを設けています。ショールームでは、さまざまなインテリアオプションを実際に見ることが可能です。

アクセントクロスの壁紙のサンプルなども見れるため、施工後のイメージがしやすくなります。さらに熟練アドバイザーがお客様の要望をヒアリングし、最適なプランをご提案させて頂きます。

また、キッズルームも完備していますので、お子様連れの方も安心してご来店頂けます。

>>サンクチュアリのインテリアオプションの詳細はコチラ

アクセントクロスを自分で貼るなら

アクセントクロス
今回はアクセントクロスを自分でやることを検討している方向けにDIYでのアクセントクロスの貼り方、注意点などを解説しました。

アクセントクロスは壁紙の一面を変えることで個性を持たせたり、印象を変えることができます。壁の一面を思い通りのデザイン・色にすることでインテリアも楽しめますし、達成感も高まることでしょう。

しかし、自分でアクセントクロスを施工する場合は高所作業になりますし、一度失敗すると取り返しのつかない状態になることもあります。

自分でアクセントクロスを貼る場合は、今回紹介した工程を丁寧に一つ一つ進めていきましょう。

「自分でアクセントクロスを貼るのは難しい」「DIYで失敗した」という場合は、業者に依頼することがおすすめです。

インテリアオプションの販売・施工を行っているサンクチュアリではアクセントクロスの施工も行っています。
【所在地】
株式会社サンクチュアリ 東京ショールーム
〒101-0036 東京都千代田区神田北乗物町11 乗物町第二ビル1階
共通フリーダイヤル:0120-226-303
お客様の要望やライフスタイルに合わせたアクセントクロスを提供しており、多くのお客様から満足の声を頂いています。

アクセントクロスの施工を検討している方は、サンクチュアリへお気軽にご相談ください。
>>サンクチュアリのインテリアオプションの詳細はこちら

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