生活を便利にするマンションオプションは、標準の仕様に設備、性能を好みで追加して使うことができます。オプションは床、壁、設備などさまざまで取り付けることによりモデルルームのような完成度となります。
マンションオプションは魅力的なものばかりで、全て取り付けたいと感じるかもしれませんが、マンションの購入費以外に費用がかかるのが悩みどころですよね。さらに種類や機能性などが気になる方もいることでしょう。
そこで今回は、マンションオプションの内容、種類、注意点や失敗例を紹介していきます。
これから新築マンションの購入をされる方やマンションオプションの取り付けを検討している方は、是非参考にしてみてください。
マンションオプションとは?
マンションオプションは、標準仕様とは別にインテリア、壁紙、床などを別途で組み合わせられるもののことを言います。
マンション契約後、購入者向けのオプション販売会を実施しているケースもあります。
この場合は、購入したマンションに合わせてセレクトされた設備、インテリア、フローリングなどのサンプルを見て検討し、専門スタッフに相談しながら購入することができます。
また、販売会の案内とともにマンションオプションのカタログが送られてくるため、オプション内容と費用が事前に分かります。
モデルルームや販売会では、実際に目で見て触れてみて、オプションを追加するかどうかを判断できます。
マンションオプションの種類
マンションオプションのカタログやネット情報を見てると、さまざまなものがあって「何を選べば良いのか…」と迷う方もいることでしょう。
マンションに取り付けることができるオプションは大きく分けて3つあります。
こちらでは、各マンションオプションの内容を紹介します。
間取り・仕様のグレードアップ
マンションオプションの1つに間取り・仕様のグレードアップがあります。
主に以下のようなオプションです。
・間取りの変更
・扉、床の色の変更
・玄関の鍵をハンズフリーキーへ変更
・水回り設備のアップグレード
これらのオプションはマンション本体と同時に施工されるため、注文できる期限が限られています。そのため、オプションで注文せずに後から変更をする場合は、リフォーム工事が必要となり、費用がかかります。
暮らしを快適にするオプション
暮らしを快適にするマンションオプションの代表的なものは「エコカラット」や「フロアコーティング」が挙げられます。
これらのオプションは暮らしの快適さを重視する方におすすめです。
全室に設置、施工をする場合は高額になるため、日々のライフスタイルに合わせ「寝室だけ」「玄関だけ」など限定すると費用が抑えられます。
インテリアのオプション
3つ目はインテリアに関するオプションです。
インテリアのオプションは、マンションの引き渡しを受けた後に施工するものです。
インテリアオプションの主な種類は以下の通りです。
・壁紙の変更
・エアコン
・各種照明
・カーテンの購入
・洗濯機上の収納棚の設置
「カーテンの購入は自分でもできるのでは?」と思うかもしれませんが、自分でカーテンを購入し、設置するのは意外と大変なことです。
窓のサイズを測ってサイズに合ったカーテンを購入したとしても「横幅が足りなかった…」といった失敗は少なくありません。
オプションとしてカーテンを注文するとデザインの相談から取り付けなどを、全て業者に任せることができます。
おすすめのマンションオプション
こちらでは数々のマンションオプションの中でも、おすすめのオプションを10個紹介しています。
各マンションオプションごとの内容、機能性をまとめているので是非参考にしてみてください。
エコカラット
「エコカラット」は快適な空間をつくる壁材です。エコカラットの素材は、多孔質セラミックを用いており、目には見えない無数の孔を有しています。
この孔が室内の湿気を吸着・放出し、快適な湿度に調整する働きを持っています。効果は珪藻土の約6倍、調湿壁紙の25倍以上とされています。
そのため、結露の発生を抑え、カビやダニの繁殖の抑制効果も期待できます。さらにペットやタバコなどのニオイの消臭、有害物質の低減などの効果も得られます。
また、エコカラットのモデルチェンジ品であるエコカラットプラスは、従来のエコカラットでは難しかった水拭き掃除が可能です。水はねを気にせずに使用できるため、水回りにも採用できます。
フロアコーティング
フロアコーティングは、マンションや自宅などのフローリングにコーティング剤を塗装し硬化させ、コーティングします。
フロアコーティングは、フローリングの保護や美観、機能性の向上を目的としており、施工後はフローロングの耐久性を向上させることができます。
フロアコーティングの施工後は、耐水性、耐傷性、防汚性、防滑性の向上などの効果を期待できます。
そのため、日々の生活の中で発生しがちなフローリングへの負担を軽減し、長きに渡ってフローリングを保護できます。
また、フローリングのワックスの耐久年数は半年~1年とされていますが、フロアコーティングは5年~35年の耐久性があります。
アクセントクロス
マンションの部屋は、白一色の壁紙で単調になりがち。インテリアを意識してオプションを追加するなら、アクセントクロスがおすすめです。
アクセントクロスはお部屋の壁紙を一部だけ別の色や柄にすることで、単調なお部屋も印象を大きく変えられます。
ハウスコーティング
ハウスコーティングは、マンションのフローリング、水回り、玄関などをコーティングし、状態の良さを長持ちさせるものです。
新築マンションでハウスコーティングをするメリットは「綺麗な状態を長期間維持できる」「汚れが付きにくくお手入れが楽になる」ことが挙げられます。
UVコーティング、フロアコーティング、ガラスコーティングなどもハウスコーティングに含まれます。
ハイブリッド光触媒「GLコート」
光触媒は、酸化チタンを触媒として太陽光や蛍光灯から発生する光のエネルギーで、空気中の水分、酸素から強い酸化分解力を持つ働きを作り出す作用のことを言います。
その効果によってウィルスや菌を不活化することができます。特にハイブリッド光触媒「GLコート」は、光が届かない部分でも効果が持続します。
さらに、ハイブリッド光触媒「GLコート」は次のような効果を期待できます。
・空気中に漂うウィルスや菌を集めて除菌・抗菌
・界面活性剤配合により瞬発力のある除菌効果
・セルフクリーニング機能による汚れ防止
・空気の浄化
以上のような効果などを得られるため、新築マンションへのオプションとして注目を集めています。
ガラスフィルム
ガラスフィルムは、文字通り窓ガラスにフィルムを施工するオプションです。マンションにガラスフィルムを施工することでUVカット、飛散防止、省エネ効果と言った効果を期待できます。
ガラスフィルムの中には遮熱効果を持つものもあり、夏は日光を遮り、冬は暖かい空気を逃しません。
バスミラーフィルム
「お風呂の水垢の掃除が大変…」「鏡が曇って見えない」というお悩みを解決してくれるのがバスミラーフィルムです。バスミラーフィルムは撥水性と親水性の2種類があります。
撥水性を持つバスミラーフィルムは水をかけると水を弾き、親水性は水をかけると水が馴染みます。撥水性を持つバスミラーフィルムは、水滴がその場で蒸発するため水垢が残りやすくなります。
親水性を持つバスミラーフィルムは水滴が流れ落ち、表面に水垢が残ることを防ぎます。
オーダー鏡
置くタイプの全身鏡は、何かと場所を取りがちですよね。大きなミラーに憧れている方は、壁に直接設置できるオーダー鏡がおすすめです。
壁掛けタイプや置くタイプの鏡と比較して地震の影響を受けにくく、インテリアとしてもぴったりです。
カップボード
カップボードとは、食器棚のことを言います。マンションオプションにカップボードを追加することで、食器や電子レンジ、炊飯器などの収納がしやすくなります。
カップボードは、大きく分けて2種類あり、種類ごとに特徴が異なります。
〈据え置きタイプ〉
床に置くタイプのカップボードで設置が簡単。比較的リーズナブルに設置ができます。
〈造り付けタイプ〉
床や壁に直接設置するカップボードで、収納システムを選択できるため無駄なスペースができません。
ピクチャーレール
インテリア上級者向けのマンションオプションとして挙げられるのが「ピクチャーレール」です。ピクチャーレールは、ワイヤーフックで写真やポスターなどを壁に飾るためのレールです。先付けと後付けがあり、特徴は次の通りです。
〈ピクチャーレールの先付け〉
・内装工事の時に取り付ける
・壁や天井に埋め込むようにして取り付けられる
・見た目がスッキリする
・強度が高い
〈ピクチャーレールの後付け〉
・入居後に自分でも取り付けられる
・気に入ったものを好きな場所に取り付けられる
オーダー家具
オーダー家具とは、既製品や市販の商品と異なり、サイズ、素材、デザインなどをニーズに合わせて製作する家具のことです。
その人に合わせてカスタマイズされる、もしくは1から製作するため自宅のインテリアにこだわる方におすすめのマンションオプションです。
マンションオプションに関する注意点
マンションのオプションを追加するとモデルルームのような快適な空間になりますが、オプションを選ぶ上で注意点もあります。
こちらでは、マンションオプションに関する注意点を紹介しているのでオプション選びで悔いのないようにしましょう。
オプションの予算を決めておく
マンションオプション会に参加する方の中には「オプションの打ち合わせをしながら予算を検討します」という方は多いようです。
予算を決定せずに打ち合わせを進めると、希望が膨れ上がってしまい予想外の見積り金額になりやすいというデメリットがあります。
その結果、「予算オーバーだから…」と諦めてしまうことになります。予算を明確にすることで「本当に必要なオプションだけを追加しよう」という意識を高められます。
建築中でなければ施工できないオプションがある
新築マンションは、施工後にオプション追加できるものもあれば、建築中でなければ施工できないものもあります。建築中でなければ施工できないオプションは次の通りです。
・間取りの変更
・コンセントの増設(場所による)
・コーブ照明
もちろん建築後に着工できないわけではありませんが、一時的に部屋を使えないという事態になる可能性があります。
入居後に「あのオプションを追加しておけば良かった…」と後悔しないためにも、マンションオプション会に参加し担当者からの説明を受けておきましょう。
融通が効かない場合もある
マンションのオプション会では、基本的に「そこで取り扱っているもの」しか購入できません。例えば、他のメーカーのものを希望したとしても、取り扱っていないものは購入できません。
厳選された商品の中から選べるのはメリットでもありますが、時としてデメリットにもなります。
マンションオプションに関する失敗例
希望するマンションオプションを追加すると、新生活がより快適になることでしょう。しかし、マンションオプションを追加したことでの失敗例も少なくありません。
こちらでは、マンションオプションの失敗例を紹介してるので、失敗を防ぐためにも是非最後までご覧ください。
キッチンにカップボードを追加したことで高額になった
元々キッチンは、お鍋などの重たいものを入れてもびくともしないように頑丈に作られています。そのため、キッチン関連の部材は高額になりがちです。
加えて、カップボードを追加する場合はキッチンと同様のメーカーで作るため費用もグンと高くなります。
「カップボードを追加したけど、大きく費用がオーバーしてしまった」という失敗例は少なからず存在しています。
吊り戸棚に手が届かない
吊り戸棚は収納スペースが増えるため、洗面所やキッチンにオプションとして追加する方も多くいらっしゃいます。
しかし、「高い位置にあるため収納した物に手が届かない」という失敗例もあります。この場合は、物を取り出すたびに踏み台を用意しなければならないため、何かと手間になります。
ダウンライトの設置場所に失敗した
ダウンライトは室内を明るくし過ぎず、適度な暗さを演出してくれることが魅力です。
照明をダウンライトにすると部屋の雰囲気がオシャレになるため、インテリアにこだわる方に人気です。
ダウンライトは天井に穴を開けて埋め込むため、取り付けた後は位置を変更できません。そのため「配置を間違えて失敗した」というケースも多いようです。
壁紙のデザインが空間に合わない
アクセントクロスやエコカラットなどのマンションオプションを追加する場合、多くの方が「部屋全体のイメージ」を考えて空間に合ったデザインを選ぶことでしょう。
奇抜過ぎるデザインを選ぶと「派手で落ち着かない空間になった…」などの失敗もあります。逆にシンプルなデザインを選ぶと「地味な空間になった」なんてことも…。
さらに、スペースに合わないデザインを選択したことで空間が狭く感じてしまう可能性もあります。
エコカラットの場合は、一度施工するとやり直しがききにくいため、壁紙のデザインは慎重に選びましょう。
マンションオプションを検討しているなら
今回は、マンションオプションの内容や種類、注意点や失敗例を紹介しました。
新築マンションにオプションを加えることで、新生活を快適にし満足度も高めてくれることでしょう。
しかし、「あれもこれも」と追加してしまうとあっという間に予算をオーバーしてしまいます。
だからこそ、新しいマンションではどのような暮らしになるのかを想像し、本当に必要なものを選択しましょう。
マンションオプションにお悩みの方は、インテリアオプションの販売、施工を行っている「サンクチュアリ」にご相談ください。
サンクチュアリは、お客様の要望とライフスタイルに合わせてインテリアオプションをご提案しております。
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