エコカラットプラスは、LIXILが提供する高機能壁材として人気を集めていますが、その中で注目されている一つに「ディープバサルト」があります。
今回は、「ディープバサルト」の特徴や魅力について詳しくご紹介します。インテリアにアクセントを加えたい方や、独自のスタイルを表現したい方にぴったりの選択肢です。
エコカラットのメリットや選び方、取り扱いの注意点なども解説しますので、エコカラットに興味がある方や、ディープバサルトについて知りたい方、シリーズ選びで迷っている方はぜひ参考にしてください。
ディープバサルトとは？
LIXILが展開するエコカラットプラスシリーズの中で、特に重厚感と高級感を兼ね備えた最上位グレードの一つが「ディープバサルト」です。
溶岩石の深い色合いを再現し、606×303角と606×151角の2つの異なるサイズのタイルを組み合わせて張ることで、表情豊かなパターンを作り出すことができます。
ディープバサルトは、その名前が示す通り、バサルト（玄武岩）の質感をモチーフにしており、洗練された空間演出を可能にするデザインです。
洗練された空間を求める方にとって、ディープバサルトは理想的な選択肢となるでしょう。
ディープバサルトの特徴・魅力
ディープバサルトの特徴・魅力として「独特な深い色合いと質感」「リズム感と立体感」「シンプルでありながらも強い存在感」というのが挙げられます。
独特な深い色合いと質感
その独特な深い色合いと質感がディープバサルトの大きな特徴です。溶岩石の自然な風合いを忠実に再現しており、ダークグレーやグレーの色調が、壁面に重厚で落ち着いた雰囲気を与えます。
この深い色合いは、空間に高級感をもたらし、特にモダンなインテリアやシックなデザインの部屋にぴったりです。さらに、表面の質感も自然石のような粗さと滑らかさを兼ね備えており、光の当たり方によって微妙に表情を変えます。
それにより、タイルが単なる壁材としてだけでなく、空間全体を引き締め、視覚的なアクセントを加える要素となります。ディープバサルトの深い色合いと質感は、部屋に一貫したスタイルを提供しつつ、どこか神秘的でエレガントな雰囲気を醸し出し、住む人にとって特別な空間を創り出す力を持っています。
リズム感と立体感
リズム感と立体感も特徴の一つです。異なる形状やサイズのタイルを組み合わせることで、壁面に自然なリズムを生み出し、単調になりがちな壁のデザインに動きを加えます。
さらに、タイルの表面には異なる面状が施されているため、光の当たり方によって陰影が生まれ、壁面に立体感が際立ちます。この立体感は、特にライトと組み合わせることで、空間に奥行きをもたらし、壁がただの仕切りではなく、空間の主役として存在感を発揮します。
単に壁を覆うだけでなく、空間全体のデザインにリズムと立体感を与え、視覚的にも豊かな表現を可能にする優れた素材です。
シンプルでありながらも強い存在感
シンプルなデザインでありながらも強い存在感も魅力の一つです。余計な装飾を省いたミニマルなデザインでありながら、溶岩石の深い色合いと質感が空間に圧倒的なインパクトを与えます。
特に、ダークグレーやグレーといった落ち着いた色調が、洗練された雰囲気を演出しつつ、力強さを感じさせるのが特徴です。
シンプルなデザインであるため、モダンなインテリアやシックなデザインの部屋以外のどのようなインテリアスタイルにも馴染みやすく、それでいて他の要素と調和しながらも一際目を引く存在となります。そのため、洗練されたデザインを追求する方にとって理想的な選択肢となります。
ディープバサルトはこんな場所におすすめ
その重厚感と高級感のあるデザインから、リビングルーム、ダイニング、寝室、玄関など、家の中で特に目立つ場所におすすめです。
リビングルームでは、空間全体に洗練された印象を与え、家族や訪問客を迎えるのにふさわしい上質な雰囲気を作り出します。また空間に深みが生まれ、インテリア全体が引き締まります。
ダイニングでもディープバサルトは効果的です。ダークカラーのタイルが食事の場に落ち着きと品格を加えます。モダンなインテリアやシンプルな家具と組み合わせることでより雰囲気が良くなるでしょう。
寝室にディープバサルトを取り入れると、落ち着いた空間を演出することができます。ディープな色合いがリラックス効果をもたらし、快適で安らぎのある睡眠環境を作ることができます。また、寝室をより個性的でスタイリッシュに仕上げたい方にもおすすめです。
玄関にディープバサルトを使用すると、訪れる人に強い印象を与えることができます。玄関は家の顔とも言える場所であり、ディープバサルトの独特な質感と色合いが、エレガントで洗練された演出ができます。
これらの場所にディープバサルトを使用することで、空間全体が引き締まり、洗練された高級感のあるインテリアを楽しむことができます。
ディープバサルトが合わない場所は？
狭い部屋や光があまり入らない暗い場所には、ディープバサルトは合わないことがあります。濃い色合いのエコカラットは、部屋をさらに暗く見せたり、圧迫感を与える可能性があるため、そういった場所では避けるのが賢明です。特に、自然光が十分に入らない北向きの部屋や、窓が少ない小さな空間では、ディープバサルトの濃い色調が部屋を重く見せることがあります。
また、子供部屋やカジュアルで明るい雰囲気を求める空間には、ディープバサルトの重厚感は少しミスマッチかもしれません。そのような場合は、もっと明るい色合いや柔らかいデザインのタイルを選ぶのがおすすめです。
たとえば、パステルカラーや淡いベージュ系のタイルを選ぶことで、空間に明るさと開放感を与え、より良い雰囲気を作り出すことができます。加えて、明るい色のタイルは光を反射しやすく、部屋全体をより広く感じさせる効果も期待できます。
製品に関する留意点
製品に関する留意点として以下のことがあります。
●自然な石の風合いを出すため、多様な柄模様や大きな色幅がある。
●平・役物ともに606×303角と606×151角で表面の面状が異なり、見え方に差がある。
●光沢のある粒が含まれており、表面に触れた際に粒が取れることがあるが、意匠には影響がない。
●目地幅が1.0mm程度で設計されており、接着剤のクシ目が見えることがある。
●小端には加飾が施されておらず、色合いが表面とは異なるため、現物サンプルで確認が必要。
●役物は推奨施工パターンに基づいて設定されているが、装飾見切り材の使用も可能。
●複数の柄がランダムに梱包されており、柄の指定はできない。
●規格表の枚数は各形状のみで施工した場合の数量であり、推奨施工パターンで施工する場合は必要数量を算出する必要がある。
●水道から直接水がかかる場所や常時水がたまる場所には使用できない。
●公共トイレの腰壁に使用する場合は、幅木を入れてモップ等の接触を防ぐ必要がある。
浴室やキッチンバックには使用できない。
●寸法誤差や下地の状態により、エコカラットプラス間に隙間が生じることがある。
●接着剤が表面に付着した場合は、硬化する前に拭き取ることが推奨される。
●使用条件や環境によっては十分な効果が発揮できない場合がある。
●カビやダニが発生・繁殖しないことを保証するものではなく、定期的な換気が必要。
●粘着力の強いテープを使用すると表面が傷む可能性があるため、使用を避けるべき。
●小端部に汚れが付着した場合は、速やかに除去することが必要。
●光のあたり方によっては見え方に違いが出る場合がある。
●生産ロットや形状間、個々のタイルで色合いが異なる場合がある。
●フッ素、EB等の撥水系表面処理された壁紙の上には施工できないため、壁紙を剥がしてから施工する必要がある。
エコカラットのメリット
エコカラットを取り入れることによるメリットとして「調湿効果」「消臭効果」「デザイン性の向上」が挙げられます。
調湿効果
天然の粘土鉱物アロフェンなどの微細な孔（あな）をもつ素材が使われ、その微細な孔が湿度を調整する役割を果たします。湿度が高い時には空気中の余分な湿気を吸収し、反対に乾燥している時には吸収した湿気を放出することで、室内の湿度を常に快適な状態に保ちます。
この自然な湿度調整機能により、結露の発生を防ぎ、カビやダニの繁殖を抑制する効果も期待できます。
その結果、室内環境が健康的で快適になり、特に季節の変わり目や梅雨の時期には違いを実感しやすいでしょう。エコカラットの調湿効果は、住宅内の湿度管理に役立ち、家族全員が快適に過ごせる空間を実現できます。
消臭効果
エコカラットには、悪臭の元となる物質を吸着し、それを分解する優れた特性があり、タバコの煙やペットの臭い、料理の匂いなど、日常生活で発生する様々な悪臭を効果的に取り除くことができます。
そのため、エコカラットを設置することで、室内の空気を常にクリーンで爽やかな状態に保つことができ、特にリビングルームやキッチン、さらにはペットを飼っている家庭などでは、その消臭効果を実感しやすいでしょう。
また、エコカラットは化学物質を使用せず、自然の力で消臭を行うため、人体に対しても安全で、健康に優しい環境を実現できる点も大きな魅力です。さらに、消臭効果は長期間にわたり持続するため、手間をかけずに快適な空間を保ち続けることができるのも大きなメリットです。
デザイン性の向上
空間のデザイン性の向上に寄与するのもメリットの一つです。多種多様なデザインが用意されており、豊富なカラーやテクスチャーの中から選ぶことができますので、どのようなインテリアスタイルにもマッチさせることが可能です。例えば、モダンで洗練された空間を演出したい場合や、自然素材の温かみを感じさせるナチュラルなデザインを取り入れたい場合など、さまざまなデザインニーズに対応しています。
さらに、エコカラットは壁面にアクセントを加えるため、部屋全体の印象を引き締めることができます。このように、エコカラットを使用することで、機能性と美しさを兼ね備えた、居心地の良い空間作りを実現できるのです。
エコカラットを選ぶ際のポイント
エコカラットを選ぶ際には、既存の壁紙とのバランスを考慮することが重要です。エコカラットは壁面にアクセントを加えるアイテムですが、壁紙との色や質感の調和が取れていないと、空間全体の統一感が損なわれてしまう可能性があります。
たとえば、明るい色の壁紙には、同じく明るいトーンのエコカラットを選ぶことで、空間に統一感を持たせることができます。また、モノトーンのシンプルな壁紙に対しては、エコカラットの色やテクスチャーで変化をつけることで、スタイリッシュな空間を演出することができます。
選ぶ際は、壁紙との相性や部屋全体の雰囲気を考え、調和の取れたデザインを選ぶことで、より洗練されたインテリアを作り上げることができます。
エコカラットの取り扱いに関する注意点
エコカラットの機能を十分に発揮させるためにいくつかの点にご注意いただく必要があります。調湿効果、ニオイ吸着、有害化学物質の吸着といった機能を持つ素材ですが、それらの効果を最大限に引き出すためには、定期的な換気が重要です。特に晴れた日や乾燥した日には、窓を開けて新鮮な空気を取り入れることで、その性能が向上します。湿気や有害物質の除去には、換気が効果的です。
また、過度の加湿は避けるべきです。加湿器を使用する場合は、直接エコカラットに水蒸気を当てないよう注意しましょう。過度な湿気は、エコカラットの機能を低下させる可能性があります。
化学物質を揮発する可能性のあるものは、できる限り周囲から減らすように心掛けることも大切です。揮発性化学物質がエコカラットの吸着能力を超えてしまうと、その機能が十分に発揮されなくなる可能性があるためです。
最初の1～2週間は特にこまめに換気を行い、施工後に接着剤から放出される水分を室内から除去することが推奨されます。また、エコカラットの表面は凹凸があるため、衣類やカーテンが強く擦れると布地を傷める恐れがありますので、注意が必要です。
表面を鋭利なもので引っ掻かないようにし、フックやビスを取り付ける際には、金槌などで直接打ち込むことは避け、電動ドライバーを使用することをおすすめします。このような注意事項を守ることで、エコカラットの持つ機能を長期間にわたり維持することができます。
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共通フリーダイヤル：0120-226-303
ディープバサルトに興味がある方へ
この記事では、エコカラットプラスの最上位グレードの「ディープバサルト」の特徴や魅力を中心に紹介しました。ディープバサルトは、溶岩石の深い色合いと独特な質感が特徴で、リビングルームやダイニング、寝室などの広い空間を確保できる場所におすすめです。
そのリズム感と立体感により、シンプルでありながらも強い存在感を放ち、空間全体を引き締めます。
一方で、狭い部屋や光が少ない場所では、暗さや圧迫感を与える可能性があるため、設置場所を慎重に選ぶことが重要です。また、明るくカジュアルな空間には他のデザインを検討するのが良いかもしれません。エコカラットを選ぶ際には、設置場所の環境や既存のインテリアとのバランスを考慮することで、最適な選択につながります。
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