トイレのインテリアは、リビングや玄関などと比較して、後回しになりがちです。
しかし、トイレは生活していく上で毎日何度も使用する場所です。
だからこそ壁紙を始めとするインテリアにこだわり、おしゃれで快適な空間にしたいですよね。
トイレのインテリアとしておすすめなのが、壁紙を一面だけ張り替える「アクセントクロス」です。
アクセントクロスを施工することで単調なトイレの印象を大きく変えられます。
そこで今回は、トイレのアクセントクロスを選ぶ際のポイントや失敗しないための注意点を解説しています。
トイレのアクセントクロスが人気の理由
通常、自宅の部屋やトイレの壁紙は同じ色柄で統一されており、単調になりがちです。
アクセントクロスを施工することで一部の壁紙だけ色柄を変えることができるため、さまざまな雰囲気を演出できます。
アクセントクロスは自宅の壁がある場所ならどこでも施工が可能ですが、その中でもトイレのアクセントクロスは人気があります。
トイレのアクセントクロスが人気な理由として次の2点が挙げられます。
- 面積が小さく、低コストでアクセントクロスを取り入れられるため
- 面積が小さいスペースだからこそ、個性的な色柄などを取り入れ冒険しやすいため
「トイレは狭いからアクセントクロスの施工が難しいのでは?」と疑問に感じる方もいることでしょう。
トイレの壁はリビングなどと比較して面積が小さいため、低コストでアクセントクロスの施工が可能です。
さらにトイレは他のスペースと比較して人目に付きづらく、リビングや寝室では使いにくい色柄のアクセントクロスも取り入れやすい傾向にあります。
トイレにアクセントクロスを施工すると印象がガラリと変わり、おしゃれな雰囲気を作り出せるのも人気の理由の1つです。
トイレのアクセントクロスを選ぶ際のポイント
トイレは狭い空間のため、選んだ壁紙の色柄によって雰囲気の違いが現れやすい傾向にあります。自分好みの雰囲気でなおかつ快適なトイレにするためには、アクセントクロス選びは慎重に行いましょう。
こちらでは、トイレのアクセントクロスを選ぶ際のポイントを3つ解説しています。
位置
トイレにアクセントクロスの施工をする場合は、全体のトータルバランスが大切です。
トイレのアクセントクロスの施工位置は、入って正面の壁が一般的です。
しかし、トイレの配置によってはトイレットペーパーホルダーがある方の壁にアクセントクロスを施工したいなどの要望があることでしょう。
アクセントクロスを施工する位置にお悩みの方は、施工後に「インテリア効果を実感できるのか」を目安として、全体のバランスを加味し、アクセントクロスを貼る位置を検討しましょう。
また、トイレのアクセントクロスに適切な割合は全体の「20~30%」とされています。
4面ある内の1面にアクセントクロスを施工するとバランスが良くなります。
色・柄
トイレのアクセントクロスで最も悩むのは色柄ではないでしょうか。トイレは狭いスペースのため色柄によって、圧迫感を感じたり、落ち着けなかったりする場合もあるため注意しましょう。
トイレのアクセントクロスの色柄を選ぶ際は、以下のポイントを参考にしてみてください。
- 濃い色味のアクセントクロスは圧迫感が出て狭く感じやすい
- 床材、天井クロスとのバランスも加味して壁紙を選ぶ
- 淡い色のアクセントクロスは汚れが目立ちやすい傾向にある
- 淡い色ではアクセントクロスの効果を感じにくい
- 暖色、中間色、寒色の心理的効果を把握する
- 明度、彩度によるインテリア効果を把握する
トイレのアクセントクロスは、淡い色だと汚れが目立ち、濃い色だと圧迫感が出やすくなります。
色による心理的影響も大切なポイントとなるため、暖色、中間色、寒色で特徴があることを把握しておきましょう。
- 暖色系/赤、オレンジ、黄色など温かいイメージの色味
- 中間色/緑、紫などフラットな色味
- 寒色/青、グレーなど涼し気で落ち着いた色味
さらに、選んだ色の明るさを表す彩度や鮮やかさを表す明度も無視できません。明度の高い色はトイレを広く見せ、明度の低い色では高級感を演出します。
次に彩度の高い色はエネルギッシュな雰囲気になり、明度の低い色は落ち着いた雰囲気になります。
機能性
特性上トイレは他の部屋と比較して、臭いや汚れが付きやすい傾向にあります。そのため汚れが目立ちにくく、防臭効果があるなどの機能面にも注目しましょう。
トイレのアクセントクロスに最適な機能は、次の通りです。
- 消臭機能
- 汚れ防止機能
- 抗菌機能
- 防カビ防止機能
- 撥水機能
- 防水
トイレ汚れの代表的なものとして「尿の跳ね返りによる汚れ」が挙げられます。
尿は腰の高さまで汚れが付着するため、掃除がしやすい壁紙がおすすめです。
さらに消臭・抗菌機能がある壁紙なら、壁に付着した菌の増殖を防止し、臭いを消臭するため、清潔な状態を維持できます。
トイレのアクセントクロスの人気色・柄
トイレのアクセントクロスの人気色・柄は次の通りです。
淡い水色のアクセントクロス
淡い水色のアクセントクロスは清潔さと冷静さを感じさせ、柔らかい印象の空間になります。
無地の壁紙も魅力的ですが、「個性を出したい」という方には水玉やストライプなどの柄付きもおすすめです。
淡いオレンジのアクセントクロス
オレンジは、陽気で温かい印象の空間になります。
トイレのアクセントクロスとして採用するなら原色ではなく、オレンジとアイボリーの中間色がおすすめです。
黒のアクセントクロス
高級感や重圧感のある雰囲気を好む方には、黒のアクセントクロスがおすすめです。黒のアクセントクロスは空間に奥行きを出す効果があり、トイレのスペースを広く見せられます。
壁の一部分だけを黒にすることで暗い印象を避けられますし、インテリアに合わせてライトを変えるとシックな空間を演出できます。
グレーのアクセントクロス
グレーのアクセントクロスは、落ち着いた印象と優雅さを演出します。
明度の高い白よりのグレーなら他の色との相性も抜群で、ライトグレーは開放的な印象に仕上がります。
照明や収納棚などを壁紙のデザインに合わせたものにすると、ホテルのトイレのような空間になります。
小さい柄のアクセントクロス
柄付きのアクセントクロスを検討している方の中には「思い切って派手なデザインにしたい!」という方もいることでしょう。
その際に注意するべき点として挙げられるのは「大きな柄」を避けることです。大きな柄は面積を狭く見せる効果があり、トイレに採用すると圧迫感が出てしまいます。
トイレの壁紙に柄付きのものを施工する場合は、小花柄や水玉など小さな柄がおすすめです。
トイレのアクセントクロスに関する失敗例
アクセントクロスのデザイン、位置などを選ぶ時点でトイレの使用感をイメージするのは難しいものです。
そのため、トイレにアクセントクロスを施工した方の中には失敗の声も少なからず見受けられます。
そこで、こちらではトイレのアクセントクロスの失敗談をいくつか紹介いたします。
アクセントクロスの位置を間違えた
施工後に実際にトイレを使い始めてみて「アクセントクロスを貼る位置を間違えた」という声は少なくありません。
例えば、以下のようなことが挙げられます。
- 全体を同じクロスにするべきだった
- アクセントクロスを反対の位置に貼れば良かった
このような失敗を招かないためにもトイレのアクセントクロスを施工する場合は、「ドアを開けて最初に目に入る場所」を基準に選びましょう。
色・柄選びに失敗した
プライベートスペースであるトイレは、個性的なアクセントクロスを取り入れやすい傾向にあります。
しかし、派手な色柄のアクセントクロスは長年使用していると飽きてしまう可能性があります。
トイレのアクセントクロスは低コストで施工できますが、簡単に取り換えられるものではありません。
アクセントクロスのデザイン選びをする前に「どんな空間にしたいのか」を具体的にイメージしましょう。
圧迫感がある空間になった
「黒系のアクセントクロスにしたら窮屈な雰囲気になった」「明るめのオレンジ系を選んだらトイレが狭くなった」などアクセントクロスの色による失敗は少なくありません。
原色のオレンジや黄色などの暖色系は、膨張して出っ張ったように見えるため狭く感じさせます。それは黒系のアクセントクロスにも言えることで、空間に圧迫感が出てしまう傾向にあります。
暖色系や黒系のアクセントクロスはオシャレですが、一般家庭のトイレには窮屈さを感じさせる可能性があります。
トイレのアクセントクロス施工事例
以下では、トイレのアクセントクロスの施工事例を紹介しています。
青のアクセントクロス
寒色の青は後退色とされており、トイレに施工することで奥行きが加わり、広く見せる効果を実感できます。
さらに青は鎮静作用があるため、トイレに施工することで心を落ち着かせてくれます。青のアクセントクロスはトイレをスタイリッシュな空間にしたい方におすすめの色味となっています。
緑のアクセントクロス
白の壁紙に明度と彩度が低い緑のアクセントクロスを組み合わせた施工事例です。
扉を開けてすぐに目に入るデザインでインテリア性も抜群!ソフトな印象ですがメリハリがあり、オリジナリティも感じられる空間となっています。
青みが強いグレーのアクセントクロス
青に近いグレーのアクセントクロスは、インパクトがあり人気のある色です。
涼し気な空間となり、インパクトと同時に清潔感のある印象を演出しています。
トイレのアクセントクロスで失敗しないために
今回は、トイレのアクセントクロスを選ぶ際のポイントや失敗しないための注意点を解説しました。
トイレは長い時間使用するわけではありませんが、毎日使う場所だからこそ落ち着ける空間にしたいですよね。
アクセントクロスの施工を検討している方は「デザイン性」「機能性」「施工位置」を加味して、最適な壁紙を選びましょう。
インテリアオプションの販売、施工を行っているサンクチュアリではアクセントクロスの施工も行っています。
【所在地】
株式会社サンクチュアリ 東京ショールーム
〒101-0036 東京都千代田区神田北乗物町11 乗物町第二ビル1階
共通フリーダイヤル:0120-226-303
お客様の要望やライフスタイルに合わせたアクセントクロスを提供しており、多くのお客様から満足の声を頂いています。
アクセントクロスの施工を検討している方は、サンクチュアリへお気軽にご相談ください。