窓ガラスフィルムの効果と必要性!part.2

窓ガラスフィルムは必要

以前のパート1の窓ガラスフィルムのコラムでご紹介した通り窓ガラスフィルムを施工する事により室内の日焼け防止、万が一の場合の窓ガラスの飛散防止、紫外線カット、電気代の節約にもなる断熱効果、外からの目隠し対策や防犯対策と、マンション・戸建て共にフィルムを施工する事で様々な利点があるのが明らかですね。
そんなフィルム自体の種類や特性もいくつかあり立地や環境により選んで施工されることをおすすめします。

飛散防止フィルム

地震や近年猛威を振るっている台風などで破損したガラスによる二次災害を防ぐことが出来ます!防災フィルム、災害フィルムとも呼ばれています。

特徴

地震や台風などの強い衝撃で割れたガラスは、鋭利な破片となり地上へ飛び散り、その飛び散ったガラスによって二次的被害が多いと言われます。先日の台風や竜巻の発生などでも地域によって甚大な被害がありました。

災害時の住宅内部被害において「家具などの転倒や落下」が約50%となり、次いで「ガラス」での被害が約30%です。特にビルなどの高所から降る鋭利なガラス破片は突如として凶器に変身し、時には避難経路をも塞いでしまいます。また、子供やペットが窓ガラスに衝突し、負傷するなどの「不慮の事故」も多く発生しています。

万が一のために備えていただくには飛散防止フィルムをお勧めします。ガラスが破損した場合でも、フィルムの粘着層がガラスに密着することでその破片の飛散を防ぎ、災害や事故によるリスクを大幅に軽減することができ、安心と安全な環境を整えることが可能となります。

注意点

透明度が高く、建築用窓ガラスフィルムでは最もスタンダードな商品なため様々なシーンで活躍しますが、この機能を持つフィルムはガラスが割れないと誤解される方がおられますが、ガラスが割れないという意味ではなくフィルムを貼ることで割れたガラスが飛散を軽減し、二次災害を軽減するということですのでご注意ください。

3M スコッチティント(TM) ウインドウフィルムのガラス破壊実験

目隠しフィルム

外からの視線を気にせずカーテンやブラインドを開けて開放感のある景色や眺望を楽しみましょう。プライバシーフィルム、デザインフィルム、ミラーフィルムとも呼ばれています。

特徴

眺望を楽しむためにタワーマンションを手に入れたのに突如目の前にマンションが建ったり、住んでみたら道路から部屋の中が丸見えになるなど、開口部のプライバシー保護に頭を悩ませる方々はたくさんいます。こちらの目隠しフィルムは明るさを保ちつつ、お手軽に部屋の中のプライバシーを保護します

透明な窓ガラスには採光、外眺という目的がありますが、透明なために屋外からの視界を遮ることはできません。対策としてブラインドやカーテンを日中でもかけている住宅やオフィスは少なくはありませんが、それではせっかくの明るい光も開放感も失ってしまいます。
目隠しフィルムを窓ガラスに貼ることで明るさを保ちつつ手軽にプライバシー保護ができます。

フィルムの種類は多種多様で、サングラスのようなカラータイプから反射するミラータイプ、すりガラスタイプや乳白色半透明タイプ、さまざまな用途によって選ぶことができ、窓ガラス以外のドアや間仕切りガラスなどに使用したり、幅広く開放的に視線カットができます。

目隠しフィルムの種類

・カラータイプ (グレー、ブラウンなど)
・反射ミラータイプ (グレー、ブラウンなど)
・反射ハーフミラータイプ (反射率が低いもの)
・フロストタイプ (すりガラス風マット加工)
・乳白色タイプ (不透明乳白色)
・デザインタイプ (ドット柄、グラデーションなど)

貫通防止フィルム

戸建てやマンションの低層階に多い侵入窃盗、その57%は窓からの侵入です。侵入に5分以上費やせば泥棒は諦めます!防犯フィルム、侵入防止フィルム、省エネフィルム、衝撃飛散防止フィルム、衝突飛散防止フィルムとも呼ばれています。

貫通防止フィルムの特徴

一戸建住宅において侵入窃盗の手口として一番多いのは無施錠侵入で45.4%。次いでガラス破り38.2%となり、マンションでのガラス破りでも32.5%と一戸建て同様2位です。
侵入口は一戸建てもマンションも窓からが約57%と一番多く、窓ガラスからの侵入に時間を掛けることで犯行を諦めさせることが対策として重要とされています。

防犯フィルムは、その多くが総厚350μm以上のポリエステル製で5mmのフロート板ガラスに一枚全面貼りすることが条件になっており、打ち破り試験で打撃を7回加えてもフィルムが破れにくく、剥がれにくいため、十分な大きさの穴が開きません。
他の手口についても高い防犯性能を示します。しかし、防犯フィルムであっても、施工時の十分な水抜き、十分な養生など適切な施工がなされていなければ、本来の防犯性能が発揮されないことから、専門の施工業者に適切な施工を依頼する必要があります。

侵入まで5分が分かれ目

侵入に手間取り、5分かかると侵入者の約7割はあきらめ、10分以上かかると侵入者のほとんどはあきらめるといいます。
「侵入に時間をかけさせる」これが、侵入されるかどうかの大きなポイントになります。

ウィンドウフィルムをクレセント付近のみに部分的に貼ることが一般的に行われていますが、打ち破り実験を実施すると、防犯建物部品でもA3サイズのフィルム(5mmのフロート板ガラスに貼付したもの)の場合は、1~2回打撃を加えただけでフィルムの面積相当の大きさの穴が開いてしまいます。
官民合同会議では、防犯フィルムの貼付方法についてガラス露出部分への一枚全面貼りを条件としています。

強化ガラスは防犯性能は期待できません!

強化ガラスは、同じ厚さのフロート板ガラスに比べ約3倍の耐風圧強度を持っているガラスですが、防犯を目的としたガラスではありません。破損しても粒状になるため安全性は高いとされていますが、防犯性能は期待できませんので安心・安全の為には防犯フィルムを。

窓ガラスフィルムの施工事例はこちら

前回のコラムとまとめ、日射調整・UVカット・飛散防止・目隠し・貫通防止フィルムと種類ごとでの特徴や機能をご紹介いたしました。
お住まいの立地や環境、また家族構成によっても一番最適なフィルムを選ばれることをおすすめしております。
どのフィルムも特徴が良く、どのガラスフィルムを選んだらよいか分からない方はお気軽ご相談頂ければと思います。

サンクチュアリでは東京都千代田区神田にショールームを設けております。東京ショールームでは実際の様々なエコカラットプラス施工やフロアコーティング、ハウスコーティングや窓ガラスフィルム、他多くのインテリアオプションを実際に見てご確認頂けます。エコカラットプラスやフロアコーティングなどのインテリアオプションをご検討中で実際に見てみたいお客様は下記お問合せフォームよりお気軽にお問合せ下さい!
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